マリオ・マレンゴMARIO MARENGOが造るバローロです。
ブルナーテの畑に第二次世界大戦中の1940年に植樹され75年以上の古木で畑内に0.16ha残っているネッビオーロだけを使い造っているのがこのワインです。
良年のみの生産で年間に千本ほどしか造られないのだとか?
メーカー的に骨格はしっかりとしつつも優しめな味わいでネッビオーロらしい豊富なタンニンで滑らかで繊細、芳醇な果実味と程よい酸、そして仄かな甘みが特徴らしいです。
実は良質なバローロに出会ったことがあまりなく、、今回そんな私にお客様が持ってきてくださいました。
最初は少し冷やし過ぎていたせいか、、酸味がしっかりで果実味はあまり感じずしっかりしたワインだなぁと思いました。もちろん美味しいワインだな、、との印象もありました。
ワインの温度が上がり始め、どんどん香りが広がりだし果実の香りやお花の香りが感じ始める頃には味わいも滑らかになりとても更に美味しくバランスのよいワインとなりました。
ボルドーグラスを使っていたのですが,これはブルゴーニュグラスの方が良いかも?と言う事でグラスを替えてみましたら…香りは部屋一面に広がり自然の香水のようでした。ワインにとってグラス選びはやはり大切ですね。
次の日がまた格別でした。前日より次の日の方が香りが更に広がって…バローロの素晴らしさを教えてもらいました。こんな感激があるワインって奥深いです。
